【UML資格】モデリング技能認定試験 L1に一発合格した方法

この記事で解決できるお悩み
  • UMLって何?
  • UMLを使うメリットって何?
  • L1の資格取得におすすめな本を教えて…
  • どれくらい勉強したら合格できるの?
今日はUMLの資格、モデリング技能認定試験(L1)に一発合格した方法を紹介します。
読み終えていただければ、L1に合格するために「何を」「いつまでに」やればいいかが分かります。
ここまでやれば絶対受かります。

UMLとは?

UMLは、Unifield Modeling Languageの略で、日本語では「統一モデリング言語」と略します。UMLとはオブジェクト指向で分析、設計を行うときに利用する標準の表記法です。
UMLができる以前は、さまざまな表記法が乱立していましたが、

OMG(Object Management Group)というソフトウェアの標準化団体によりUMLとして統一、標準化されました。

<UMLモデリングL2第2版より抜粋>

UMLを使うメリット

UMLには次のような特徴があります。

UMLの特徴

    • 誰でも理解可能であり、かつ表現力が高い
    • すべての工程で表記法が一貫している
    • 世界共通言語である

<UMLモデリングL2第2版より抜粋>

UMLを使わないと、各々が自分の言葉や表現で業務内容やシステム設計を語るために認識齟齬が生まれてしまいます。
これは、一人は英語、一人は中国語、他の人は日本語で会話をしているようなもの。
ユーザーや設計者、プログラマたちが同じ言語(表現)で会話をすれば、同じ認識を持つことができますよね。
UMLが「統一モデリング言語(Language)」と呼ばれるのも、そういう理由からだと思います。

L1の資格取得におすすめの本

L1を受験するにあたり、私は下記の2冊を購入しました。

注意
UMLの勉強本は新しい版が刷られていません。

中古での購入になるので、届くまでに時間がかかります。
試験日が決まっている方は早めに入手することをお勧めします。
※上記の理由から電子書籍も販売されていません。

1冊目は解説と練習問題がセットになっている本。(以降『解説本』と記載)

2冊目は問題集です。(以降『問題集』と記載)

勉強時間とスケジュール

毎日3時間ほど勉強して、学習時間は10日間でした。

まず解説本の解説を読んで、その後は解説本と問題集の問題を3周、一部5周しました

最終的に、9割以上正解出来るようにして試験に臨みました。
合格ラインが8割以上と高めなので、確実に点数が取れないと厳しいです。

進め方は下記の通りです。

STEP.1
Day1~Day2
解説本の解説を読む
STEP.2
Day3~Day4
解説本の問題を解く。間違えた問題は解説を読みながら解けるまで解き直す。
STEP.3
Day5~Day6
問題集を解く。間違えた問題は解説を読みながら解けるまで解き直す。
STEP.4
Day7
2冊の最後についている模擬問題を解く。解説本と問題集の間違えた問題を再度見直す。
正答率7割以上が目標!
STEP.5
Day8
解説本を一通り解く
STEP.6
Day9
問題集をを一通り解く
STEP.7
Day10
2冊を一通り解く。正答率9割以上が目標!

全体の正答率は最初5割にも満たなかったですが、最終的に2冊で2問間違える程度になりました。
解説本の問題は実際のテストより簡単です。問題集のレベルが解ければ本番も問題ないでしょう。
また、解き続けていると答えを覚えてしまうので、「なぜその答えになったのか」を自分の中で解説しながら解くようにしました。

1日に1冊解いているので量が多い印象を受けるかもしれませんが、回数をこなすと解くスピードは上がってくるので大丈夫です。
また、L1試験は元々T1とT2という試験範囲に分かれていて、本にはT1もT2も記載されているのですが
2021年1月現在L1の試験範囲はT2のみです。
そのため、本の半分ぐらいは試験には直接関係のない記述となります。

試験の内容

10:30から試験だったので、朝は早めに起きて頭が起きた状態で受験出来るようにしました。

私が受けた試験では1,2問見たことがある問題が出題されました。
大体40分ぐらいで全て解き終わり、時間ぎりぎりまで入念に見直しをして正解率94%で合格しました。

受験後

試験の結果は紙ですぐに渡されます。
正式な認定書は一か月後に郵送されて来ました。
※認定書に上位レベルを受験する際のIDが印字されているので捨てないようにしましょう

まとめ

合格に必要なことまとめ
  • 本は早めに入手する
  • 解説本で理解し、問題集で問題に慣れる
  • 問題集の正答率が9割超えるまで解く
UMLは多くの人が見て同じように理解できるはずの図なので、自分にわからないはずはないと思って試験に臨みました。
少しでも受験する人の参考になれば嬉しいです。